おそらく日本では誰も書くことのないだろう話題だと思いますが、カナダ首相府(PMO)メーリングリストから11月15日付で"Statement by the Prime Minister of Canada on the results of the election in Nunavut"というメールが届いていたので取り上げます。
現在カナダは10州及び3準州によって構成されており、3つある準州の1つがヌナヴト(Nunavut)です。ヌナブトは1999年4月1日に北西準州から分割される形で創設されたもっとも新しい準州で、人口は約32,000人、準州都はイカルイト(Iqaluit)、人口の6割強をイヌイットが占めています。
そのヌナヴトで10月28日(月)、準州創設後4度目となる総選挙が実施されました。定数は22議席(前回選挙から3議席増)。解散時に準州首相だったEva Aariakも立候補しましたが、あえなく落選。
ヌナヴトが他の州・準州と大きく異なるのは、同準州の政治は政党政治に基づかず、選挙においては全ての候補が無所属として立候補する点。選挙後の最初の議会において、議長(Speaker)、準州首相(Premier)、閣僚等が選出されます。今回の選挙後の最初の議会は11月15日に開かれ、Peter Taputunaが準州首相に選ばれました。
(参考)
ヌナヴト準州議会ウェブサイト
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